"stars in video game" oono yuuki

"stars in video game" oono yuuki 全曲レビュー(聞きながら)


1haruno
このアルバムがこのメンバーでこのタイミングで世に出ることの意味を
この曲自身が宣言していて、明らかに前向き前のめり。
絶対に聞いて欲しいと思う。一曲目で聞いて幸せ。


2motor park
出だしの「キュッ」っての、かっこいいすね。
低所得層の白人のような歌声。
森本レオは「f分の1のゆらぎ」を声のなかに持っているらしいが、oono yuukiも持ってるんだよ。低所得者ver.で。
ア行の伸ばす声が特にグッときます。
タイトルもとてもE!


3+ -
冒頭のギターがとんでもなくかっちょいい。・・・っていうか、ずっとかっちょいいねェ!!
PVは監督、オリヴィエ・アサイヤスの『クリーン』を絶対意識していたと思うんだけど、
それとは関係なく「+ -」は本当にクリーン(=清冽)なんだな。かっちょいいなァ。


4natsuo
新曲。なんかヨウセイさん(Dr)がすごくなってる。ギターとの対決すごい!
A面のクライマックスといった感じ。


5四月
弾き語り。
弾き語りはもっとも人間性という要素が絡まざるを得ない所と思っているのだけど、
そこを軽やかにパスしてくる、越境者のポップ!!


6かんししゃメシエのまち
あはは笑!問題作ですよこれは!
新曲。ライブで聞いたことあり。この二重になってる声はやばいですよ。
ギターの質感もすごいけど。夕暮れの部室でひとりで歌ってるのを聞いてしまった感じ。「ドキッ☆」としますよ。


7S/N
大野節!!
『LEONIDES』よりも疾走感あり。走ってるよ!
Welcome to the world of game-music! 真髄ですよ。
こんなフィクショナルな(?)ギターの音ってありそうでなかなかないですよね。
あと、フルートがとても頑張っている(笑)。


8stars in video game
新曲。表題作で、タイトルがまた良いですよ。
聞いていて、なぜかいしいしんじの『プラネタリウムのふたご』を思い出す。
あ、星だからだね。いや、そうばかりでもないね。
サウンドトラックにしてもいいと思う。沁みる。


9saginomiya counterpoint
重厚→ロック。バンド、肝はヨウセイさんのドラムです。
この言葉が正しいのかわからないけれど、「軽快」。
いろんなパートが混ざるサビのメロディラインは本当にかっこいい。
音が混ざって…、美しいですわ…。
後半…
あァ…このアルバムは、「行くか留まるか」というポイントで、
「行くよ」と慎ましやかに宣言する音楽で埋まっている。
そして、それはまさにいまの気運にぴたりと合っているから、大変力をくれる。
行けるかもしれないと、思い始めているからね。


10wonder world
最後の曲。
初めてoono yuukiがバンドで録音したこの"stars in video game"が、
どんどん遠くまで行って「届く」ことを証明するようなポップなナンバー。
このアルバムは東京は八丁堀にある「七針」というライブスペースに
集まったメンバーによる共同作業のもとに作られている。
ちょっとした奇跡のアルバムだと思いました。そして、とても明るいですわ。
oono yuuki w/
takahashi yosei
fumoto kenichi
hamashige shinpei
mmm
fujiwara satoshi
nagayama takao
kurihara osamu
nakai hiroki


stars in video game

stars in video game


明日18日八丁堀 七針で事実上レコ発ライブがあります。
絶対に、すごいことになる。